エンジニアは国内で働くか海外で働くかによって働き方や評価のされ方などに大きなギャップがあり、国をまたいで転職するのには苦労を伴いがちです。国内ではITエンジニアの給与は決して高い水準にあるとは言えません。
海外では年収1000万円クラスのエンジニアはたくさんおり、スキルがあって実績も伴っている人なら2000万円以上の年収になっていることもよくあります。
国内で500万円くらいの年収だったエンジニアが海外に転職して1000万円以上になるというケースも少なくありません。必要とされているスキルを持っており、意欲的に仕事に取り組んで成果を出しているエンジニアは海外で高く評価されるのです。
給与とスキル、実績や成果などのバランスには国内外で大きなギャップがありますが、働き方の自由についても同様です。海外ではエンジニアは同じ企業に三年間から五年間くらいしか勤めないことも多く、転職したり独立したりするのが一般的になっています。
終身雇用で働こうと考える国内事情とは違いがあるのは明らかでしょう。国内では転職や独立の敷居が高いと考えられがちですが、海外で働くと当然という感覚が生まれてきます。国内から海外に転職したときにギャップを感じますが、人付き合いを経て考え方を学び、だんだんとギャップを埋められるのが一般的です。
逆に海外から国内へ転職すると転職や独立のしづらさに苦労することが多く、終身雇用も含めてキャリア設計を考えるようになります。